翻訳家によるコラム:生物学・分子生物学・バイオ技術コラム

生物学・分子生物学・バイオ技術コラム by平井
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2012年08月07日
ローマ神話の夜明けの女神アウロアは太陽神アポロンの妹

こんにちは。轄kエ翻訳事務所で論文翻訳を担当している平井と申します。

分子生物学やバイオテクノロジーをはじめとする生物学全般に関する翻訳や、医学論文、生化学、ライフサイエンスに関する翻訳など、生物学や医学において、複数の分野にまたがる翻訳も扱っています。指名でのご依頼もお受けしておりますのでご相談ください。

太陽からの放射エネルギー(radiation energy)は、地球表面にさまざまな影響を及ぼしています。たとえば明るい世界を演出する可視光線(visible light)をはじめ、暖かさを感じさせる赤外線、人体に有害な紫外線や放射線などが含まれています。そのほか太陽風と呼ばれる荷電粒子(charged particle)「プラズマ」などもあります。

地球全体は巨大な永久磁石なっていますので、地磁気(geomagnetism)が最も強い南極や北極近辺では荷電粒子が集まりやすくなっています。そこに太陽やそのほかの天体から放射されるプラスまたは荷電粒子が密集した結果、荷電粒子が互いに激しくぶつかり合い、その周辺に薄明るい光を放出し南極や北極の夜空に美しい景観を描きます。これがオーロラ(aurora)の正体です。オーロラは「地球外より入射する電子や陽子が地球の大気に衝突して発光する現象」ということができます。ちなみに、この現象は地球だけでなく、木星にもあることが知られています。ところで皆さんはオーロラの景観を写真などで見たことがあると思いますが、その長い帯状またはカーテン状ではないかと思われます。これは極光型オーロラです。

なお、オーロラの光は白熱電球などの光源と異なり、熱源を放出しません。このような熱源を放出しない光のことを一般に冷光と呼んでいます。

轄kエ翻訳事務所   医学翻訳・分子生物学翻訳・生化学翻訳担当:平井