翻訳家によるコラム:生物学・分子生物学・バイオ技術コラム

生物学・分子生物学・バイオ技術コラム by平井
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2012年09月27日
日本で最初の超高電圧のルートは新北陸幹線

こんにちは。轄kエ翻訳事務所で論文翻訳を担当している平井と申します。

分子生物学やバイオテクノロジーをはじめとする生物学全般に関する翻訳や、医学論文、生化学、ライフサイエンスに関する翻訳など、生物学や医学において、複数の分野にまたがる翻訳も扱っています。指名でのご依頼もお受けしておりますのでご相談ください。

送電する電圧が6万6千ボルト以上の送電線には、ふつう鉄塔が使われますが、鉄塔(steel tower)にもいろいろな種類があります。なかでも鉄塔を真上から見たとき正方形をしている四角鉄塔と呼ばれる塔がいちばん多く、垂直形電線配列といって、三相交流(three-phase alternating current)の送電線3本を垂直方向に並べて、左右に2回線分が取り付けられているのが特徴です。

また、1回線の送電線だけを支える場合には、真上から見ると長方形に見える方形鉄塔を用いることが多いですし、鉄道の線路や道路などの上を通過する場合は、門形鉄塔が使われます。

さらに鉄塔の中ほどから上を広げた形状の烏帽子形鉄塔は、山岳地帯の1回線鉄塔としてよく使われます。鉄塔は普段よく目にする機会が多いので、じっくり観察してみると結構面白いです。

なお鉄塔を設計する場合には、鉄塔やがいし(insulator)にどれくらいの荷重が加わるのか、またどの程度の風圧を受けるのか、そして送電線の鉄塔に対する引張力がどのくらいあるのかを考慮しておく必要があります。

木柱は、杉材などにクレオソート、硫酸銅(copper sulfate)などを注入して使われますが、寿命は15年〜18年です。鉄筋コンクリート柱は、形状、寸法などが任意に設計できて、根開きが小さく、寿命は半永久的でさびることもありませんが、位置変更や撤去(dismantlement)がほとんど不可能で、地震などで倒壊しやすい、運搬が困難という弱点があります。

轄kエ翻訳事務所   医学翻訳・分子生物学翻訳・生化学翻訳担当:平井