こんにちは。轄kエ翻訳事務所で経済分野の翻訳を担当している佐々木です。
4月5日に日本自動車販売協会連合会(Japan Automobile Dealers Association)と全国軽自動車協会連合会(Japan Mini Vehicles Association)が平成23年度の新車販売ランキングを発表しました。首位は3年連続でトヨタのプリウスが獲得し、前年から約10%増の31万台を販売しています。2位はホンダのフィット、3位はスズキの軽自動車、ワゴンRが入りました。
環境意識の高まりやガソリン価格の上昇により、低燃費車の需要が急速に増加する中、今回のランキングでもハイブリッド車(hybrid vehicle)や軽自動車がランキングをほぼ独占しました。しかし、ハイブリッド車以外でも「第3のエコカー」と呼ばれる車種が開発、発売され、環境性能をめぐる各メーカーの競争はますますヒートアップしています。第3のエコカーとは、ガソリンエンジンでハイブリッドカーと同等の低燃費を実現した車のことで、エンジンの効率を高めたり、アイドリングストップ機能の設置、車体の軽量化や空気抵抗の削減などによって、ハイブリッド車並みの低燃費を可能にしています。
平成21年度から3年間の期限付きで実施されてきたエコカー減税(tax break for ecofriendly cars)も平成26年度までの延長が決まり、エコカー補助金も平成25年1月末までに新車登録された車に対して10万円、軽自動車は7万円が支給されます。核兵器開発疑惑に揺れるイラン情勢などによりガソリン価格の上昇が続いているため、エコカーへの買い替えは今後ますます進むことが予想されています。
轄kエ翻訳事務所 経済翻訳担当:佐々木 |