こんにちは。轄kエ翻訳事務所で政治分野の翻訳を担当している佐々木です。
今回のテーマは、1月14日、15日に行われた大学入試センター試験(national center test for university admissions)についてです。
多くの受験生にとって最初の関門である大学入試センター試験が1月14日、15日に行われましたが、今年もトラブルが相次ぎ、少なくとも4,500人の受験生に影響が出ています。宮城県の気仙沼高校では、英語のリスニング試験開始1時間前にリスニング用ICプレーヤーが人数分揃っていないことが発覚し、試験時間を2時間遅らせる事態となりました。また、「地理歴史」と「公民」では問題冊子の配布が大幅に遅れる会場が続出しました。今回から試験方法が変更したことを試験監督者が理解していなかったというのが大きな原因ですが、果たして説明と準備は十分に行われたのでしょうか。配布の遅れを考慮して試験時間を延長するなどの措置が取られましたが、センター試験の公平性には疑問が残ります。
1月21日、22日に再試験が行われましたが、対象者3,866名、再受験希望者319名はいずれも過去最多となっています。受験生の人生を左右する大事なセンター試験で毎年トラブルが発生するというのはあってはならないことです。これ以上トラブルが続くようであれば、大学入試センター(National Center for University Entrance Examinations)に独立行政法人(independent administrative corporation)としての存在意義はなく、速やかに廃止、もしくは民営化をすべきでしょう。
轄kエ翻訳事務所 政治翻訳担当:佐々木 |